ヴィクトリアマイル
かつて牝馬路線には古馬になってから目標となるようなレースがなく、牡馬に混じって混合レースを戦わざるを得ず、牝馬には苦しい時代がありました。
この状態を改善すべく、1996年従来の牝馬三冠レース最後の一戦・エリザベス女王杯を古馬にも開放(変わりに3歳牝馬G1として秋華賞を新設)して、古馬牝馬路線の整備がはじまりましたが、依然として春シーズンには大きなレースがないままでした。
そこで2006年になって新設されたのがヴィクトリアマイル(G1)であります。
本レースは現在、古馬牝馬の春の大目標となっていると同時に、マイルG1・安田記念への前哨戦としての機能も果たしています。
このレースの特徴としましては、やはり東京競馬場の芝1600mで実施される関係上、他の東京マイル戦と同様にマイル適正よりも中距離をこなせるスタミナをもった馬が活躍するということに注意です。
これは東京競馬場の直線が長く(525m)、その上坂があることにより、距離以上にスタミナを消費するからでありましょう。
実際本レースの勝ち馬は、2009年のウォッカや2010年のブエナビスタなど、2000m以上のレースでも活躍してきた馬が大半を占めています。
ま、もっともこの2頭は牡馬一戦級を蹴散らすほどの超一流牝馬でありましたが。
